[Googleツールバーの検索設定をカスタマイズする方法] はてなブックマークに追加

Internet ExplorerなどのWebブラウザにGoogleツールバーを組み込むと、検索ボタンを表示することができます。
このページでは、Ready2SearchなどによるGoogleツールバーの検索設定のカスタマイズ方法を紹介します。
Googleツールバーの機能やインストールはGoogleツールバー(カスタマイズ検索+RSSリーダー+...)を参照してください。

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Googleツールバーに検索設定を追加

Web経由でGoogleツールバーへの検索設定の追加方法は大きく分けて3通りあります。

方法 ページ内リンク 手順 長所/短所
方法A Googleツールバーの
ボタンギャラリーから追加
ボタンギャラリーから追加する。 (長所1)検索エンジンが設定を変更しても、アップデートできる場合がある。
(短所1)英語版の検索エンジンが多く、日本語の検索エンジンは有名なものしかない。
(短所2)標準的な検索設定しかできない。
方法B カスタム検索から追加 検索入力欄を右クリックして追加する。 (長所1)ほとんどの検索エンジンが追加できる。
(短所1)自動で作成される検索設定は機能しないことがある。
(短所2)標準的な検索設定しかできない。
(短所3)検索エンジンが設定を変更しても、アップデートできない。
方法C Ready2Searchから追加 Ready2Searchから追加する。 (長所1)ブラウザからの直接検索インデックスから様々な検索エンジンを追加できる。
(長所2)検索設定、アイコン、クリック時のリンク先、RSSのカスタマイズや作成ができる。
(短所1)検索エンジンが設定を変更しても、アップデートできない。

方法A方法Bでは、標準的な検索設定を使うためにカスタマイズはできません。一方、方法Cでは検索結果の1ページの表示件数や表示順などのカスタマイズができます。方法Cは下の動画のようにブラウザからの直接検索インデックスからクリックだけで標準的な検索設定を追加できます。

以下では、この3通りの方法を個別に説明します。

方法A:Googleツールバーのボタンギャラリーから追加

Googleツールバーの検索入力欄の左側のアイコンをクリックすると、メニューが伸びて検索エンジンを指定することができます。表示されたメニューの下側に[検索タイプを追加]という項目があります。これをクリックするとGoogleツールバーのボタンギャラリーが現れます。

Googleツールバーの検索タイプの追加

Googleツールバーのページの中から追加したい検索エンジンを探します。

Googleツールバーのページから検索ボタンの追加

追加したい検索エンジンがあれば、[ツールバーに追加する]をクリックします。検索ボタンの追加を尋ねてきますので、[追加]を押すとインストールされます。

Googleツールバーにカスタムボタンを追加


方法B:カスタム検索から追加

検索できるページへ行き、カーソルを検索入力欄に合わせて右クリックを押すと、[カスタム検索を実行]という項目が表示されます。これをクリックすると検索エンジンの追加を尋ねてきます。[追加]を押すと検索エンジンを追加することができます。

  • Internet Explorer用のバージョン4のGoogleツールバーでは、[カスタム検索を実行]から正確な検索設定ができないことが多いようです。以下の画像のようにLead2Amazonの設定をしても、[アパレル&シューズ][関連商品][高価順][Amazon.fr]と、各オプションの最終項目が自動的に選択されてしまいます。自動検索設定に関しては、Opera9の方が優秀です。⇒Operaの検索バーをカスタマイズする方法:右クリック自動検索設定
  • この方法で初期検索設定をしておいてから検索設定の加筆や修正にて検索設定をカスタマイズすることもできます。

右クリックからGoogleツールバーに検索設定を追加


方法C:Ready2Searchから追加

Ready2Searchでは、Googleツールバー用の検索プラグインを作成することができます。主な検索エンジンの標準プラグインやカスタマイズ方法はブラウザからの直接検索インデックスからつながっている検索エンジンの指定方法のページにあります。検索エンジンの指定方法のページにあるReady2Search:標準プラグインをクリックすると、Ready2Searchの標準プラグインにつながります。

  • 標準プラグインを利用する場合は、マウスだけで検索プラグインを追加することができます。一方で、1ページの表示件数を増やすなど検索設定をカスタマイズすることもできます。検索設定をカスタマイズする場合は、検索プラグインを修正をクリックした後、カスタマイズ方法の説明を参照して検索ワードの前などを書き換えてください。
  • はじめから検索プラグインを作る場合は、Ready2Searchでの検索プラグイン作成を参照してください。

検索エンジンの指定方法から標準プラグインをクリック

Ready2SearchでのGoogleツールバープラグイン

標準プラグインでは検索設定に加えて、検索語句を入れなかった場合のリンク先が<site>各検索エンジンのトップページ</site>として追加XMLオプションに記入されています。このリンクボタンとしての設定を変更することもできます。リンクボタンの設定を参照してください。

  • 画像テキストを指定しなかった場合、検索プラグインなら青い虫眼鏡マーク青い虫眼鏡 リンクボタンなら星マーク星がアイコンに入ります。
  • <feed refresh-interval="1800" refresh-onclick="true">RSS配信用のアドレス</feed>などで検索ボタンにRSSリーダー機能を付けることができます。RSSの設定を参照してください。
  • 追加XMLオプションには任意のXML要素を記述することができます。GoogleツールバーのXMLの仕様はGoogle ツールバー API(日本語)Google Toolbar API(英語)を参照してください。複数の追加XMLオプションでもReady2Searchの追加XMLオプションにまとめて記入することができます。

Googleツールバープラグイン 検索名称をクリックすると、Googleツールバーへの検索エンジンの追加を尋ねられます。

Googleツールバー プラグイン

[追加]をクリックすると、Ready2Searchで作成したプラグインを追加することができます。

Ready2SearchからのGoogleツールバーへのプラグイン


リンクボタンの設定

Googleツールバーでは<site>任意のURL</site>を追加XMLオプションに記入することで、検索バーに何も入力せずに検索ボタンを押した場合のリンク先が設定できます。この項目には検索サイトのトップページのURLを入れるのが一般的ですが、、そのサイト内で自分がよく行くページ等を設定することもできます。

Ready2Searchで検索プラグインを作成する場合は、『検索ワードの前』は必須項目ですが、検索機能のないリンクボタン作成に関しては、空白でかまいません。『検索ワードの前』を空にしておき、追加XMLオプションに<site>リンク先のURL</site>を記入しておくと、検索機能のないGoogleツールバー用のリンクボタンを作成することができます。

例えば、以下のようなリンクボタンを作成することできます。

GoogleツールバーReady2Searchでのリンクボタン作成:齋藤経史(Keiji Saito)のホームページ


RSSの設定

GoogleツールバーではRSSを指定して、配信された情報を読み込むRSSリーダー機能があります。RSSを読み込むようにするとGoogleツールバーの検索ボタンの右側に下向きの矢印がつきます。これをクリックすると、見出しの一覧が表示されます。中の見出しをクリックすることで、その情報ソースとなったページへ行くことができます。

Web関連のトピックをRSSで読み込み

RSSの配信はXMLというファイル形式で行われることが一般的です。例えばYahoo!ニュースのページでRSSのボタンを押すと、機械的なフォーマットでのRSSのXMLが表示されます。(Webブラウザや設定によっては、RSSを読み込みを尋ねられるかもしれません)

RSSボタン

RSSをWebブラウザで表示

この時、アドレスバーに表示されるURLがRSS配信用のアドレスです。このURLを追加XMLオプションに記入して、Googleツールバーへ検索プラグインを組み込むとRSSリーダーとして機能します。追加XMLオプションは以下のような形で記載します。

<feed refresh-interval="1800" refresh-onclick="true">RSS配信用のアドレス</feed>

Yahoo!ニュースの検索ボタンにYahoo!ニュースのRSS読み取り設定を追加したプラグインは、以下のようになります。

GoogleツールバーReady2Search:Yahoo!ニュース+RSS(Googleツールバー)

RSSを利用したプルダウン形式のリンク

RSSの機能を使って、検索プラグインやリンクボタンにプルダウン形式のリンクを加えることができます。プルダウン形式のリンクボタンを作ると、ツールバー上のスペースの節約をすることができます。同種のリンクをまとめたり、同じドメインの複数のページへのリンクボタンを作成したりできます。

  • Googleツールバー上のプルダウンでのリンクは、Googleブックマークを利用することもできます。

GoogleツールバーReady2Search:Yahoo! Japan+RSSリンク (RSSリンクテキスト:https://ready.to/search/list/xml/rss_link.txt

GoogleツールバーReady2Search:アルファブロガーのRSSリンク  (RSSリンクテキスト:https://ready.to/search/list/xml/ablog_link.txt

Yahoo! Japanの検索にプラグイン形式のリンクを追加アルファーブロガーのRSSリンク

オリジナルのプルダウン形式のリンクの作り方

(1)https://ready.to/search/list/xml/rss_link.txtの形式で、リンクのタイトルとURLを書いたテキストファイルをメモ帳などで作成します。

  • 例に挙げているテキストファイルはAtomと呼ばれるRSSの記述形式で書いています。リンクを右クリックして『対象をファイルに保存』などで、このテキストファイルをダウンロードして必要な部分を修正したり、下の記述をコピー&ペーストすることができます。また、メモ帳では改行コードが正しく表示されない可能性もあります。その場合はフリーのMKエディターなどを使ってください。
  • <entry>と</entry>で囲まれた部分が一つの情報の固まりになっており、ここにタイトルやURLを記入することで、プルダウン形式のリンクに反映されます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
<entry>
<title>Google</title>
<link href="http://www.google.co.jp/"/>
</entry>
<entry>
<title>MSN</title>
<link href="http://jp.msn.com/"/>
</entry>
</feed>

(2)作成したテキストファイルの文字コードをUTF-8として保存してください。Windowsのメモ帳でも『名前を付けて保存』を選択すると文字コードを設定できます。

  • リンクのタイトルに日本語を使わない場合は、文字コードを気にする必要はありません。

(3)保存したテキストファイルを適当なWebサーバ(ホームページ用のスペース)にアップロードしてください。
(例:https://ready.to/search/list/xml/rss_link.txt

(4)Ready2Searchで検索プラグインやリンクボタンを作る際、追加XMLオプションにアップロードしたファイルのURLや書き込んでください。
<feed refresh-interval="2592000" refresh-onclick="false">RSS配信用(プルダウンリンク)のアドレス</feed>

  • 新しい情報が配信される通常のRSSと異なり、プルダウンリンクは情報を改訂する必要がありません。サーバに不要な負荷を与えないためにも、再読込の期間は長くとってください。例に挙げた数値の2592000は指定上は1ヶ月に1度だけ、再読込を再読込をする設定になっています。また検索ボタンをクリックしても、再読込の必要はないのでrefresh-onclickは『false』としておきます。

検索設定の加筆や修正

Googleツールバーへの検索エンジンの追加で、Googleツールバーへの検索エンジンの初期登録が可能となりますが、基本設定の作成後に加筆や修正をしたい場合があります。Googleツールバーの検索入力欄の左側のアイコンをクリックすると、検索エンジンの下側に[管理]という項目があるのでここをクリックします。

Googleツールバーの管理

Googleツールバーの[ボタン]というタブの表示されるので、修正したい検索エンジンを選択し[編集]をクリックします。

Googleツールバーのオプション

編集画面が表示されるので、[詳細エディタを使用する]をクリックします。

カスタムボタンの設定:詳細エディタでの編集

詳細エディタでXML内の要素を加筆修正してから[Googleツールバーに保存する]をクリックします。

詳細エディタによる加筆修正

カスタムボタンを置換するかを尋ねてきます。ここで[置換]をクリックすると検索設定を修正できます。

検索設定の置換


検索プラグインの手動追加と一括複製

Windows 2000/XPの場合、Googleツールバーに組み込まれた検索プラグイン(XML)は、

C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Custom Buttons

下に設置されています。この検索プラグイン(XML)はメモ帳などのエディターで開いて修正することができます。また、このフォルダ内に同じ形式のXMLを作成することで、Googleツールバー用の検索プラグインを手動で追加することができます。

Ready2Searchで作成した検索プラグインを複数のPCに導入したい場合でも、各PCでReady2Searchにアクセスする必要はありません。検索設定(Google Toolbar)からダウンロードしておき、検索プラグイン(XML)を導入したいCustom Buttons下にコピーすることで、一括して複製することができます。

GoogleツールバーのXMLをダウンロード